新座頭市物語 折れた杖の作品情報・感想・評価・動画配信

『新座頭市物語 折れた杖』に投稿された感想・評価

tosyam

tosyamの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

市にきられたサンシタが無痛で要領をえずおどろいたまま一瞬でしぬのがよい。これだけ芸達者なキャスティングなのにことごとく人形浄瑠璃のような無機的演技をほどこす監督カツシンはすごい。屋内シーンもあるのだが極端に顔だけアップにしまくるので場がわからなくなっている。そのぶん屋外といっても砂浜ばかりなのだがひるがえってロング撮影ばかりなので。物語すべてが砂漠でおきているようなパゾリーニな荒涼感いやそれをこえた虚無感がすごい。姉弟の弟の死のシーンなど手ブレをもちいる最新の胸糞映画演出をみせられているようでこれもすごい。その反面。知的障がい者がしこられ精液とばすのは一瞬のギャグで処理。やはりすごい。とにかくタイチキワコ母娘がこわすぎる。アクション映画というよりこの二人に市がのろわれただけの怪談映画にしかみえない。とにかくすごい。
atsushi

atsushiの感想・評価

3.7
「座頭市」シリーズ24作目。

性表現、暴力表現どれを取っても突き抜けた、これまでのシリーズとは一線を画す。それもそのはず監督は勝新太郎張本人。

2022/09/11 1回目
【2022年317本目】
lag

lagの感想・評価

4.5
強調される目が見えない故の不自由。脳裏にこびりつく穴だらけの橋から落ちた老婆。血が出るまで頭を殴られる男の子。知らぬ間に野垂れ死ぬ人々。荒れ狂う黒い海の前で焼き尽くされる漁村の船たち。反射して浮かび煌めく水面。日陰者の背中。

聞きたい音を区別して研ぎ澄ます。狭い距離感と物影から覗く。いつもの壺振り丁半。大地喜和子の恐さ。べらんめえ中村嘉葎雄。あからさまな悪人面ではない小池朝雄の執拗な嫌がらせ。入水する姉弟。自己満足の罪滅ぼし。蛍光色の提灯。土砂降りの雷雨から更に引き締まる。泥と血しぶき。顔を伝う水滴と気味わるくゆっくり歩く横顔。始まりと終わりは暗転して静かに。勧め難いにしても人気に頷ける凄まじい迫力。
花椒

花椒の感想・評価

3.4
勝新太郎特集@新文芸坐

私が今回観た作品は双方ともたまたま勝新が監督も務めたものであった(他の上映作品は主演のみ)
座頭市はシリーズ化しているが、勝新太郎自身が監督する座頭市は今回が初めて

座頭市、絶体絶命😐最後はそうきたか🤫

新文芸坐、2本立ても全席指定で上映終了後一旦退席して再入場のシステム。コロナ禍での清掃が理由なら仕方ないけど、どうも理由はそうでないような…
以前のシステムに戻してほしい
一

一の感想・評価

-
自らの代名詞である座頭市シリーズを前にして、勝新太郎はやはり自己破壊に向かう。ヤクザの親玉・小池朝雄とそれをのっそり追い詰める勝新が窓の向こうを横切っていく終盤のショットなんてほとんど怪獣映画みたいで、小池がそう罵ったように彼は「化け物」に近づいているのだった。三隅研次(『御用牙』『子連れ狼』)のセックス&バイオレンスを取り込みつつも、物語はアンチ・ヒロイズム/カタルシスを突き進む。善意は報われず一方通行に終わり、弱い者は踏みにじられ死に追いやられる。しかも主人公の見知らぬうちに。だから、「勘弁してくれ」と情けなく言い残しながら斬られる小池朝雄がいくら素晴らしくったって、誰も救われないのである。勝新スゴいなー。
監督もつとめる勝新太郎の才気とこだわりが生んだそれまでの座頭市の娯楽スタイルを一変させたむき出しの暴力性と美麗な映像世界がないませまになった問題作だが、同時にあまりにも過剰すぎる暴力の描き方や自分のした善行が結ばれずことごとく最悪の結果となる展開に70年代においてそれまでの勧善懲悪な時代劇スタイルが通用しないのではという勝新太郎の危惧と焦りがにじみ出ている作品でもある。

ただ監督のやりたいことはわかるけれど、その方向性にこだわり抜いた結果話は脚本を陵辱と呼べるまで破壊してミクロまで分散され、物語が雲散霧消して映画の内容が把握できないまま終わってしまう結果に。自分のせいで死んだ老女のために彼女の娘を身請けしたものの、そのあと娘にどういう感情を抱いているのか解らないまま村でただなんとなく滞在する座頭市なんかその最もたるもので、出るたびにキャラが微妙に変化してどういうキャラなのか不明のまま出番を終えるヒロインの太地喜和子、ろくに座頭市と絡まぬまま勝手に消えていった幼い姉妹、強そうな雰囲気だけ出して途中であっけなく座頭市に倒される用心棒、チンピラに手○キされ液体ぶちまけるシーンはインパクトはあったけど意味不明な白痴の男など色々と犠牲になる羽目に。

それでも画面からにじむ異様なエネルギーと誰にも真似できない映像世界がクセになってきて不思議と楽しくなるのも事実、そして敵のヤクザにリンチされ両手を潰された市が手の甲に刀を結んで襲ってきたやくざを容赦なく殺害していくチャンバラシーンの迫力は邦画でも一、二を争う出来映えで忘れがたい。

ラストのボロボロになった体を引きずる姿は『ゴジラ対へドラ』のゴジラのようで苦い余韻を残す。

あと吉沢京子は松岡茉優に似てることに気づく。
ぴよ

ぴよの感想・評価

5.0
(35mm)
撮影が素晴らしかった。ほとんどシルエットなので映画館で観るべき一本。終盤の緊張感も良かった。小池朝雄のやられっぷりも見事。
野井

野井の感想・評価

3.5
座頭市が手を破壊されてピンチになる話。手を破壊されたときはすこしハラハラした。監督も勝新太郎だったのか。
初・座頭市。
が、これで良かったのかは分からないけど多分どれから観てもいいシリーズなんじゃないかと思い、観た。全く問題なかった。

案外弛緩した話。まあシリーズも終わりの方だからか?内容が薄くて正直だれてる。

アクションシーンも、いま誰がどこにいてどう死んだのかが分かりづらいのが残念だった。

でももちろん魅力もあってそれなりに楽しんだ。

【一番好きなシーン】
冒頭。橋から落ちる唐突なシーン。何度も繰り返し使われるあのモンタージュ。狂気を感じる。
Gocta

Goctaの感想・評価

-
吊り橋で出会った老女が転落死したため、座頭市がその娘を探し助けようとする物語。娯楽映画として素直に楽しめた。

あなたにおすすめの記事