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パシフィック・ハイツのghostboatのレビュー・感想・評価

パシフィック・ハイツ(1990年製作の映画)
2.5
なかなか。マシューMとマイケルKが揉み合いのすえ階段2段落ちする場面や無駄に長い探偵グリフィスの場面は面白かったけど、サスペンスとして最後まで盛り上がりに欠ける仕上がりで残念。マイケル・ケインの狂気っぷりが見どころらしいが、題材が似てる『隣人は静かに笑う』のティム・ロビンスの怪演っぷりと比べると本作のケインは大分弱い。ラストの締めもそれかい!って感じの呆気さにずっこける。あと光に対する執着が異常。室内の場面では常に外からの光が差し込んでる。舞台となってる屋敷が外界から遮断されてることでも示唆してるのかと思いきや真っ昼間の銀行場面でもやってる。やり過ぎててダサい。普通のサスペンスなんて撮ってやらないぞというシュレジンジャーなりのプライドなのかな。
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