絶望、希望。真心について考える傑作。
アンパンマン映画ではニャイニィが、1番好きなんですが、今作も個人的に傑作な1本です。
ココリンという宇宙人がエネルギーがなくなってしまった自分の星を助けて欲しいと懇願し、ジャムおじさんにパン作りを習うが、自分のことしか考えないココリンはうまくいかず、最終的にばいきんまんにな、アンパンマンらしい展開。テーマは真心と食。目に見えない、道徳的な話ですが、とても分かりやすく、ストレートに子供達に伝わると思いますし、ココリンは自分のことしか考えられないキャラなので、まだまだ他人についてうまく考えられない子供達にとっても、感情移入しやすいキャラクターだと思いました。
今作はテーマの素晴らしさもそうですが、アクションも素晴らしいので、最後まで楽しめるのもいいと思います。ココリンがあんな目にあうシーンはトラウマになる可能性がありますが、衝撃的な印象に強く残ることも映画ならではかなと思います。
相手を思いやる気持ちがぎゅっと詰まった作品。ぜひ、子供達と一緒に、見えないけれど、大切な真心について考えて欲しい作品です。
