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幸せのちからのKのレビュー・感想・評価

幸せのちから(2006年製作の映画)
3.0
実話ベース。モデルはクリス・ガードナーさん。主役ウィルスミスと息子ジェイデンスミスは実の親子。ルービックキューブ。泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目な描写が多い。タイムマシーンごっこから一連のシーンが切ない。贅沢品という理由で売り捌くのに苦戦していた医療器械はなぜ買い手がつくようになったのか。踏み倒したままの家賃とタクシー代。改札ジャンプ。売血システム。急転直下の扱いを受けるキャプテンアメリカ。その他19人の描写がほとんどないため、彼の秀でた能力が分かりづらい。「勝手に出て行った」ことになったまま放置の妻。終盤、不自然に画面を横切る男性はクリス・ガードナーさんご本人らしい。この映画はある意味で非常に現実的だと思う。幸せを掴むため、ときに醜態を晒し迷惑をかけそれでも自らを信じて前へ進む。人生はそんなに甘くないのだと教えられる。
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