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残菊物語のsnatchのレビュー・感想・評価

残菊物語(1939年製作の映画)
4.2
今夜は厳選してこれにしてみました😀

お徳さーん😭最後の彼女の言葉ひとつひとつに涙…団扇の爺さんと同化してしまった。こんなに菊之助の可能性を100%心から信じて支えとなり見守り…あの心底は仕舞い込んで…誰も敵いませんよ、そのド根性な強靭ハートは…❤️‍🔥

蓮實重彦センセが日本人たるもの溝口健二を観てない者は反日主義者だ⁉︎と新書でしつこく書かれていたので鑑賞→→すでにもう私は外国人状態👩‍🦱歌舞伎の異世界 TOKYOとOSAKA ドサ周りの芝居小屋 停車場 化粧箪笥 羽織り色々 目新しい昔の日本だらけで埋まっていた🇯🇵
この作品は何と! 昭和14年に創られました🎥

有名な撮影方法1シーン1ショット、モノクロだし長いし絶対飽きるぞと思っていたら、不思議や不思議…スカスカな絵がなかった‼︎場面場面が引き締まっている、帯できゅっと締めたみたい
川べりから斜め角度で撮影する当時の街並みが映える。そこを歩く二人や、驚きの🍉のタネの出し方の場面に生まれているそれぞれの気持ちの醸し具合いが良いです…
菊之助とお徳さんの感情バロメーターの針がずっと揺れっぱなしでよそ見するヒマは全然かった😮

私はお徳さんの声がなんとも言えず気になり…可憐さ51%儚さ49%の絶妙な塩梅。御顔を見たいのになかなか見せてくれないのがまたジレッタイ。後半やっと見せてくれた顔はあどけない声とは真反対だった🤭
道頓堀の船乗り込みの歓声に包まれるお徳さん💐母のような父のような存在、日本映画史に立つ忘れ難き女性となりました。おっかないお父っあんのあの言葉、お徳さんに直接聞かせたかった!

ご注意✏️冒頭の音声どう調整しても聞きづらいです🎐昔の日本は物売りの声やらなんやら、やたら賑やかです😀
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