残菊物語の作品情報・感想・評価・動画配信

『残菊物語』に投稿された感想・評価

4.2
1,751件のレビュー
K
5.0

昔の映画を観ることは昔の人から身体の使い方を学ぶことでもあるのだと悟った。階段の上り下りが多い映画だったけど、階段を上る人が誰も彼もつま先立ちになって指の力だけでスタスタと力感なく上っていく。映画の…

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2人が初めて並んで歩く長回し
右斜後ろ下から→中心に

スイカを切る。露見してしまう。

お徳のカオはなかなか見えない。
はじめてちゃんと正面でカオがみえるのはじめて「あなた」と呼ぶとき。終盤、その…

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3.6

溝口健二「ワンシーンワンカット」の完成

音が悪すぎて完全には理解不能だけど画作りが素晴らしかった。
長回しによる引いた画と奥行き感じさせる画角、ホラー映画並の画面の暗さが印象的。
「国宝」への影響…

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大大大大大大傑作。

ラストのクロスカッティングもお徳の「あなた」も徹底して見えないお徳さんの顔も、全て全てに心打たれる。あぁ、溝口の映画は常に女性の方が覚悟が決まっているのだということを思い出した。
TO
4.5

【あいつの真心ひとつで救われたんだ】

芸は俺たちの命だ 芸だ 芸だ 大旦那のお得心のいくようにおなりになってください 西瓜 そうでなくなりそうで困ります 真実な心持ちをもっているんだ 若いうちはつ…

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Yutaka
4.5

そもそも聴き取れない台詞は多いが、台詞なんか聴き取れなくても役者の表情、声色、所作で全てが伝わってくる。
特にお徳を演じる森赫子の自らの生命力を、ダメな菊之助に献身的に捧げる、聖母のような存在感は圧…

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尾上菊之助(花柳章太郎)は若旦那とちやほやされるが、芸の方はさっぱりで陰口をたたかれています
乳母のお徳(森赫子)だけは、もっと精進するよう菊之助に進言するのですが、二人の関係が噂に立ち、お徳はクビ…

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皮肉にも、苦難が芸を肥やしていく。女が連れ添い続けた男は、女の死と引き換えに、新たな名を受け生まれ変わる。それは切なく美しく、どこか心中の趣き。

歌舞伎役者を題材にした役者の成長と恋愛
歌舞伎の舞台が観られて、ちょっと「国宝」を思い出した
身分違いの恋愛や
菊之助のためにつくすお徳の献身がすごい

船乗り込みという行事で挨拶する菊之助の手に目…

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