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残菊物語のneroliのレビュー・感想・評価

残菊物語(1939年製作の映画)
4.7
2代目・尾上菊之助の悲恋をつづった村松梢風の同名小説を映画化🎬

戦前の溝口健二監督の代表作の一つ。
 
いやー、面白かったです〜♪
私が好きなタイプのお話です♡
 
 
お菊は、「身分が違う」と表向きは弱い立場を出しながら、
菊之助に尽くし、男を立てながら、お菊自身も周りに認められ成長する姿がとても好きです♡
 
 
戦前の歌舞伎座の外観も見れるし、
歌舞伎のシーンも見れるところもとても良い。
 
道頓堀の船乗り込みのシーンも良い。
 
溝口監督のカメラワークがとても良いです〜♪
 

「人間、苦労しないと成長しないのですね〜!」と思うと共に、
『恋愛っていうものは情緒を育むものだな〜♡』と。
 
菊之助は、大根役者だったけど、
お菊との恋愛によって、情緒を育み、味のある役者へと成長した〜♪

そして、歌舞伎において、見る人の心を動かせるようになった♪
 
恋愛ってマジックですね〜💟
いいお話♡♡
 
 
精神科で言う、精神療法や精神分析のようです〜
「人との関わりで心が動かされ、情緒が出せるようになった。」
(ものすごい年月がかかりますけどね、汗)
 
 
実際の歌舞伎でも見てみたいな〜
 
 
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