きく

時計じかけのオレンジのきくのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.0
Blurの”The Universal”のMVがこの映画のオマージュだと知っていたので、ずっと機会を逃していたけど観てみた。

観た後に大好きになった。けど観てる時は予想通りの展開すぎて「最後まで観なきゃ」っていう義務感だけで観てた。キューブリックは最初にストーリー明かしちゃうのがスタイルなのかな?シャイニングもそんな感じだったから…

女性は強姦されるし老人は殴り殺されるので胸糞悪いの苦手な人には無理かも。アレックスみたいな男性は少ないと信じたい〜。あと悪友が警察官になっちゃってるのもなんか、若い頃遊んでたけど今は落ち着いて家庭を持ってるぜ、みたいな感じでキモいな。あと、女性が性に奔放なのを見て「いけないんだ笑」ってアレックスが言ってたけど、古い価値観だな〜、アレックスにも性欲があるなら目の前の女性にだってあるやろ!って思って見ていた。(古い映画なので仕方がない)

と、私としては色々アウトな映画の筈なんだけど、観た後に大好きになってしまった(何度でも言う)。これはホラーショーな映画だ!印象的な画が多かった。ステージセットや衣装がいちいち奇抜だし、役者はみんな舞台演劇のような話し方をするし、動きも滑稽。これには私のガリバーもアルトラに支配され、ガディワッツをトルチョックされたような気分になった。

…ってな感じで淫夢語録ならぬ「オレンジ語録」で話すようになってしまった。
きく

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