セイラ

時計じかけのオレンジのセイラのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.8
名作と呼ばれるものなので、もし感想が批判的にきこえたら誠に恐縮アピ・ポリ・ロジー。
正直ひとりで観なきゃ良かった、と思う瞬間が度々来る。
数年前ユニクロとコラボしたTシャツを着ている友達を沢山見かけたけど、この映画を理解した上で着ているのならイカしてる。
ただなんとなく手に取ったTシャツなら、どうかこの映画を観てほしい。
ファッション化している映画は多くあるけど、映画を観た上で着ているひとが多いと良いな、と思う映画は久々。

正直わたしの理解力でいくとかなり難しい映画。
持ち合わせた語彙の中に適切な言葉がない範疇の残虐さが目立ち、全員非道に見える。
でも「時計じかけ」の意味がきちんと腑に落ちるシーンがあったので筋道の理解的には大丈夫。すっきり。

救いでいえばナッドサット語の音がどうもすき。
ライティ・ライトとかかわいい。
日常で使ったらイキリすぎだけど、この映画を好きなひとを見分けるいちばん簡単な方法かと。たのしみ。

---日本酒ホットハニーミルク---
美味しい食事に胸をときめかせるどころか嘔吐くシーンばかりだったのでアレンジドリンク。
なんで彼は牛乳飲んでるんだ?と思っていたけれど、普通と同じく牛乳を好む普通の子どもこそ狂気的なのかしらと解釈。でも自分にもこの猟奇性があったかもしれないことを受け入れたくなかったので、わたしは成人だぞという一線を引くためにアルコール割。
牛乳に蜂蜜を先にとかして、その後牛乳の半分の量の日本酒を入れて混ぜてチンするだけ。
ホットウイスキーカウも美味しいけど、ぺこは日本酒がイチオシです。
セイラ

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