小さい頃、兄が借りて見ていたのをよく覚えている。
序盤のやんちゃしてるシーンが印象に残っていて、主人公がひたすら最低な映画、というイメージだった。しかし、今見てみると印象は変わった。
性格を善に変え改心したはずの主人公が、昔の悪行によって復讐を受ける。主人公が過去にやったことは残忍で許されないことだが、改心したからよくないか?とも思った。
観るに堪えられない、しかし観ているものを惹きつけるというのはキューブリック作品の特徴ではないだろうか。
最後のメッセージは、人は簡単には変わらない、ということを伝えたかったのか、考察の余地は大いにある。