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時計じかけのオレンジのiのネタバレレビュー・内容・結末

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

2023.07.31

胸糞映画。結構イラつくけど展開遅すぎるので何回も寝た。

1972年公開なだけあって今の映画とは全然違う。特に拷問のシーンは今では考えられない演出。

アレックスはベートーベンが好きな設定だけど、自分の中ではクラシックを好きな人って心穏やかな人が多い印象(作ってる人はそうでもないかもだが)を持ってるので、そもそもこんな酷い行いができる人でもクラシックが好きなんだなと少し意外だった。

最後までもやもやだったのはアレックスと同じチームにいたディムとジョージーが性格は全く変わっていないまま警察官になっていたこと。確かに仲間割れして逮捕されたけどあの2人も罰を受けるべき。

人格矯正をさせられそれまで生き甲斐だった暴行と音楽、ましてや家族までなくし昔の行いから周りから反撃を喰らっているところは可哀想とまで思えたけど、事後被害者と加害者の関係を客観的に見るとこういうことなのかとアレクサンダーの憎む顔を見て思い知らされた。
ラスト、アレックスの人格は元に戻った感じだったが今までの行いを見てて戻す必要性どこ?って感じだったけど、やっぱり人道的に考えると元に戻さないといけないんだな。これこそ死刑囚にも人権はある的なやつ。
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