グリパス

時計じかけのオレンジのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

キューブリックの芸術性は唯一無二だしこの映画の全てが他の映画にないところばかりで驚愕する
クラシック音楽の使い方や耳に残る楽曲や見たことない造形や服装、舞台がこの作品の異常さを醸し出してる
主人公は欲望のままに生きていたが捕まり解放されるために政府が行なっているプログラムに参加して成功はするものの欲望は抑えつけられ自分で選択する自由意志を奪われてしまい今までのツケも返されて捕まっている方が楽だったんじゃないかと思うくらい見てられなかったしそのあと治っても自由意志があるように見せかけて政治の見せ物にされるのは今の自分にも問いかけられる皮肉が効きすぎてる作品だった
自分たちも選んでるようで誰かに選ばされているんじゃないかということを忘れないようにしないといけないと思ったしそもそも自由意志や選択の権利なんてものは存在しないんじゃないかとも考えられる作品だった
皮肉と暴力にアーティスティックでクラシカルな音楽が最高の作品だった
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