このレビューはネタバレを含みます
暴力的で残虐だが純粋な若者 アレックスがその非行の末、仲間に裏切られ逮捕され更生させられる
更生はとても人間性があるとは思えないやり方で、まさに時計じかけのオレンジ(機械のような人間)にされてしまう。
その後、自由の身となるも更生の後遺症やかつての悪行の復讐により自殺を図るも失敗、再び暴力的で残虐な人格に戻ってしまう。
残虐な非行があること、それを更生出来るシステムがないこと、本当の意味でその状態を問題視し解決しようとする大人がいないこと、、
あらゆる社会への批判と警告を感じた。
作品としては救いがなく、世の中に嫌気がさし、雨に唄えばがトラウマになりかけて苦痛だったが観るべき映画だとは思う。