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時計じかけのオレンジのRMのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.4
狂ってる、という概念をも逸脱している。なんだこれ。
アンダーバーはおもしろい。
気持ち悪い終わり方。

頻出するホラーショー
どんな部屋にも飾られている卑猥な装飾品
階段の手すりにかかったブラジャー
針金が食い込んだ青い目
不味そうなスパゲティ
ブルーヘアーのイカれた看護師

どれもこれも全てが異質で不気味。誰かがどこかでほくそ笑んでいるような暴力シーンで流れる不快なパレードの単調な音の連なりは本当にこっちも吐き気がする。

見ていて8割頭上にエクスクラメーションマークが浮かんでいたかな。映像作品として奥が深く、芸術品ともいえる作品なのだろうけど、スタンリーキューブリックが生きてきたら全シーンについての解説本出して欲しい。いくら高くても買う自信がある。
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