Kana

時計じかけのオレンジのKanaのネタバレレビュー・内容・結末

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

好き嫌いがはっきり分かれる映画。

かなり過激な内容と聞いていたので、観るのにそれなりの覚悟をして観ました。が、実際、気分が悪くなってしまうシーンとか結構ありました…
主人公アレックスはいつも感情が0か100のどっちかしかない。アレックスを観ていて、感情のコントロールとか理性や自制心の大事さを感じました…

この映画が伝えたいメッセージは結構はっきりしていると思う。
暴力的なアレックスを、暴力的な方法(ルドヴィコ療法)で更生させる政府や、随所に出てくる女性の裸体やシンボル、そして最後、欲に忠実な元の姿に戻って終わる…

一見すると暴力を肯定しているような内容だけれど、この映画を最後まで観ると、皮肉たっぷりに社会を風刺していることが分かります。そこがこの映画のいちばん面白いところ。
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