私は時々、この映画が好きなのかベートーヴェンが好きなのかよくわからなくなるンですけど、多分両方好きなのでこの評価で良いでしょう。
この作品のどこが面白いって、首尾一貫してアレックスに「罪悪感」がひとかけらもないという点。涙を流すシーンもあるけれど、決して反省じゃなくて、可哀想なボクに対する涙。いつだって僕は悪く無いってスタンス、そこが好きです。
だからこそ、このタイトルが映えますね。
まるでオモチャで遊ぶかのような暴力、それがどことなくコミカルなのはさすがキューブリック監督です。彼の皮肉っぽさは癖になりますね。