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男たちの大和/YAMATOのsexmachineのネタバレレビュー・内容・結末

男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

人生の航路に迷っている時に見た。
やはり自分は、まったく新しいものを生み出すよりも今あるものを守る営みに携わりたい。
守るべきは平和だと思う。少なくとも日本は平和。
でも多分これはすごく脆い。

一茂さん、すごく良いセリフを貰ってた。
大日本帝国は、欧米に負けた薩長が幕府を倒して建てられた。彼らが身を挺して散ったから、今の平和な日本がある。
それを守り抜かなくてはならない。

一方で俺は文学部にいる。その専門性を活かす方向で貢献できないものだろうか。

でも平和を守ろうとする時、まず必要なのは食事や住まい。平和が崩れる時には、音楽も文学も二の次になる。でも逆にいうなら、音楽や文学が消える時、平和が薄れていく。


序盤で娘が港を訪ねた時に口にした、「父は逝きました」というのは「生きました」の掛け言葉になっていた。。