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市民ケーンのKnIのネタバレレビュー・内容・結末

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ーバラのつぼみー

記者に全てを得て、全てを失った人物と言われていましたが、唯一「欲して得て、最後まで失わなかった物」があの遺言の言葉が刻まれたソリだったのではないでしょうか。そしてそれは、最も幸せだったであろう子供時代の物。
波乱万丈な人生を送った彼自身に残ったのは、最終的にあのソリだけ。
そして、焼却炉のラスト。。

他所には、大きな影響力を持っていた市民ケーン。しかし、彼の人生は一体何だったのか。しっかりと余韻が残る一作でした。
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