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Roger Corman の訃報を聞いて、鑑賞。
職業立場的に追い詰められた主人公が行き当たりばったりな行動で、殺人に手を染めてしまい、歯止めが効かなくなる様子をコメディタッチで描くブラックユーモア>>続きを読む
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よく子供の時に、周りの大人に言われた気がする。
「人の役に立つ人間になりなさい」
この言葉がある意味呪いのようにのしかかってたのかもしれない。
自分の母親はよくこう言った。
「他人の迷惑にならなければ>>続きを読む
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やはりノーラン。
オッペンハイマーの伝記も監督の手に掛かれば、時系列を入れ替えながら一見複雑な仕上がりに。
原爆投下をアメリカ側がどう捉えていたのか克明に描かれて興味深かった。やはり日本人ならどうし>>続きを読む
金獅子賞を取ったので。
ゴールディンの壮絶な人生。自分から見たらそうとしか形容できない。
そして少しずつ積み上げられていく経験が、サックラー・ウィングへの批判活動に繋がっていく。他人の人生、それだけ>>続きを読む
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前作も鑑賞日前日に見返して、万全な体制で挑んだ。リンチ版は鑑賞済み。
世界観は把握できているので、すぐに入り込めるのは2作目の強みか。
リンチ版で大筋は知っているので、ドゥニ版はどんな演出、表現にな>>続きを読む
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アニャが好きなので観てみた。
魔女は存在するのかしないのか。
一つの事件をきっかけに混乱していく家族の姿。
じわじわと悪化しかしていない展開に疲れる。
西洋×中世×宗教と、ラストシーンもあまり理解し>>続きを読む
最新作上映している監督の過去作上映は嬉しい。
自分の好きなヨルゴス・ランティモス監督。何が起こるか分からないドキドキ感と不条理に翻弄される家族の行く末を見届ける。
神話が基になっているようだけど、分>>続きを読む
Requiem for a Dream でぶち抜かれた自分としては、音楽の使い方がもうこの頃から出来上がってたんだと実感。
数字に取り憑かれた脅迫的な映像は濃密な84分でした。
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偶には頭空っぽで観られる作品を。
Dame Helen Mirren が真顔で銃火器ぶっ放している姿に笑える。いぶし銀の役者陣が活躍するのは燃える。
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法廷によって炙り出される家庭の様相。
子供を巻き込んで夫婦の関係性が明らかになっていくのが辛い。
ただ法廷モノって裁判始まるまでが少し冗長に感じる。
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毒々しい外観の中にある確かな表明。
Γιώργος Λάνθιμος監督の作品が好みで、そうしたらアカデミー賞作品賞ノミネート作品ができてしまう訳なんだから、期待しかなかった。
見た目は大人、頭>>続きを読む
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当時ならセンセーショナルも、今観れば前時代的。
平成でもテレビでネタに度々されていた印象。自分の原始の記憶ではビストロSMAPで香取君が言ってた気がする。そんな感じで、エマニエル夫人がどんなものか気>>続きを読む
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フェミニズムと、その先。
公開時観に行かなかったのを少し後悔していたので、今回この再上映のタイミングで鑑賞。
構成自体は分かりやすくて、女性社会のバービーランドで過ごしていたバービーが、ひょんな>>続きを読む
おませちゃんブラザーズというサブカルYouTuberがいるのだけど、そこのトーキングヘッズの回でこの作品の事を知った。そして今回4Kレストア上映。当時の人々を熱狂させたものはどれ程か気になって観に行き>>続きを読む
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今年もマイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル。
去年までは全作品観ようと動いてたけど、今年からは気になったのだけ観る方式に。私生活の変化を垣間見えるのも長いイベントだからこそか。
本作は友達同士で>>続きを読む
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マイノリティ、自己肯定の勧め。
予告編が劇場で流れていて気になっていましたが、アルコールと縁ない人生を送ってきたので観に行こうとせず。評判の良さが後押しになって鑑賞。結果、観に行って正解でした。>>続きを読む
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武節全開!日本に蔓延る戦国時代モノを皮肉る痛快コメディ!
北野武監督はソナチネが大好きで、初めて劇場で北野作品を観られる事にワクワクしていた。
タイトルにもなっている首。
敵将のそれに拘る武将たち>>続きを読む
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日本への幻想と日本企業の思惑。
とても楽しみにしていた作品。監督は自分の大好きな作品である Paris,Texas の Wim Wenders。そして舞台が日本。好みのトンデモニッポンではないにせよ>>続きを読む
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映画館で鑑賞できる貴重な体験に感謝。
数年ぶりの再鑑賞だけど、最初に観た時の感想と違わずやはり粗削りさが目立つ。
映像と音楽で魅せる部分もあるも、キャラの掘り下げは不足し、ドラマの部分が弱い。死って>>続きを読む
2024年の映画初め。
アマプラの見放題終了予告と、イ・ソンギュ氏が亡くなったという報道を見たので、これを機にモノクロverを鑑賞。
やはり今観ても本当によくできている作品。
モノクロになる事で、>>続きを読む
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とても静かに丁寧に淡々と。
夫婦の残り時間が0に近付く。
最初のスプリットスクリーンの入りから鳥肌。その2つの枠は交わらない。認知症の妻が認識できていない間は徹底的に排除される夫。それもまた悲しい。>>続きを読む
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時代に残される人間の姿。
運命の歯車が上手く噛み合わないもどかしさがこの作品にも。
Bernardo Bertolucci こういうの好きね。
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高校の部活の同級生とウォッチパで全作観た007シリーズ。そんな思い出深さもあるので映画館で一作は観たかった。
それで選んだのが自分が1番好きなダルトンボンドの本作。
やはりシリアスで感情が見え隠れす>>続きを読む
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プロとしての矜持。プロでありたい踠き。
最初は、David Fincher の格好良い暗殺者の作品が観られると思うじゃないですか、けどそうじゃない。思ったよりおっちょこちょいだし、キザな台詞の後の行>>続きを読む
現代の倫理観では到底許容できない事が色々起こりますけど、とにかく昭和の狂気が詰まったパンドラの匣と受け取りました。
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うーん、なんだろう。
岩井俊二監督はいい意味での青臭さが、上手く機能する事が多いのだけど、そこにシリアスなテーマ、ましてや日本人全員が意識せざるを得ない震災となると話が違ってきた感じ。自分にはすごく陳>>続きを読む
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日本で 福田村事件 が公開され、アメリカではこちら。どちらも歴史の暗部を映し出す。
3時間30分を圧倒的重厚感で描き切る見事さ。保身のため綺麗事を吐く姿にゾッとするけれど、鑑賞している自分もちょっとし>>続きを読む
劇場で観られた幸せ。
当時の日本のポップカルチャーを目の当たりに。アイドル文化って本当不思議。
偶像が現実を曖昧にしていく、じわりじわり冷や汗をかくようなスリラー要素は堪らない。
ハードルを上げ過ぎてしまった系。
鑑賞側の感想でハードル下げてくれいてたので自分は丁度よく見られました。