KenzOasis

市民ケーンのKenzOasisのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
4.0
「私は市民だ、市民と同じ立場に立っているんだ」
言わずと知れた作品。TSUTAYAでついに借りることができたので早速鑑賞しました。
単純に見るには、恵まれている僕らからすると少し集中力がいるかもしれないですね。
なので最初の感想としては「なるほどなあ」というものでした。
何より字幕に誤字がいっぱいあってすごい気になりました笑

ストーリーは意外にも切ないもので、「金は幸せを買えるのか」というのは資本主義社会に住む人類にとって永遠のテーマなんだと感じざるを得ません。
回想していくことで、ケーンの心の隙間が見え隠れしてくる。
いつだって物事はシンプルです。

思い返すと現代の映画では当たり前になっている技法が数多く登場していて、初監督作品でこんなにもセンセーショナルなことをやってきてたのかとびっくりしますね。
僕にとっては、最近の映画をいくつか観ることでやっと感じられる感動。スルメより後からやってくる旨味です。

また今年の終わりに観ようかな。
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