オトマイム

いぬのオトマイムのレビュー・感想・評価

いぬ(1963年製作の映画)
4.3
話が若干複雑でちょっと置いていかれたけど、それでも面白かった。キレのある映像や展開が素晴らしい。

フランスのフィルムノワールって観たの2作目くらい、そしてアメリカのそれよりも断然好き!と思った。改めて感じたアメリカのフィルムノワールとの違いは、
①単純明解でないところ
②いわゆるファム・ファタール(悪女)がいないこと
③あっと驚くどんでん返しというよりは、そう来るか〜〜と痺れるラスト
つまり作品全体に奥行きを感じさせる。メルヴィル監督だからなのかも。
とにもかくにもジャン=ポール・ベルモンドのかっこよさ!ラストのセリフ、なんて素敵なの〜〜シブい、しびれる