『シン・レッド・ライン』
1962年に出版されたジェームズ・ジョーンズの同名小説(英語版)をマリックが脚色。太平洋戦争の激戦地となったソロモン諸島最大の島、ガダルカナル島の戦いを舞台に生死の狭間を生き抜く若き兵士たちの姿を描いている。
“生命の不滅”
様々な死の迎え方があり、どの迎え方がいいのか自分で選ぶことは出来ないが、望むことはできる。
名誉の為か、仲間の為か、家族の為か、愛する者の為か、性善説、性悪説、善悪二元論
アメリカ兵から見た日本兵、日本兵からみたアメリカ兵、なにも差異はない。同じ人間だ。両者ともいつか死を迎える。日本兵にとってガダルカナルは死活戦、決死の覚悟で先頭に及ぶ、それは逆も然り。
戦争の狂気、時間が経つにつれ自分が起こした行動に罪を覚える
ひたすら詩を堪能しているかのように感じる作品であった。