シン・レッド・ラインの作品情報・感想・評価

「シン・レッド・ライン」に投稿された感想・評価

スター

スターの感想・評価

4.0
 1942年8月、西太平洋のガダルカナル島に、連合軍が上陸、島を占拠していた日本軍と戦闘状態に。役の上とはいえ、アメリカ軍の軍人を演じるジョン・トラボルタが台詞で「ジャップ」を連発するのには、ちょっと凹みました。
 ショーン・ペンは珍しく「いい人」を演じてますW
碧士

碧士の感想・評価

-
残酷に扱われた人間の姿から人間の愚かさを感じ、それらへの善意あるリアクションを起こすキャラクターから人間の美しさを感じるが、とても狭い範囲に感情を誘導されているようで集中が切れた。
Ricky

Rickyの感想・評価

3.5
ガダルカナル島の戦いが舞台ということで鑑賞。
一貫して詩的な雰囲気があり、戦争のやりきれなさと自然の美しさがよく対比されていると思う。ただ悲しきかな、自分にはあまりピンと来なかった。もっとリテラシーを磨くべきかもしれない。
まな

まなの感想・評価

3.9
ナショナルジオグラフィックですか?

ってくらい、美しい自然や風景の描写が多く
それだけに戦争との対峙が効果的なハズなんですが、
正直観て数年も経つと、自然の事位しか覚えてない。
インパクト大のプラトーンのジャケと、その他たくさんの戦争映画と違うのは、
戦争カテゴリの兄弟、家族探し映画か
自然カテゴリの戦争ストーリーか、ってくらい異なります

名のある監督ゆえ、出演者もAリスト揃いですが
高級食材を大量にぶちこんだ鍋が美味しいとは限らず、
高級食材を引き立てる脇食材があってこその一層の美味しさってのは否めない。

なんやかんやで、味のケンカしあったテーマの分からない創作料理って感じで
あまり集中出来ませんでした。。
akira

akiraの感想・評価

3.6
傑作「天国の日々」の監督の戦争映画「シンレッドライン」にはぶったまげた。こんなの誰にも作れない。
映像美も、銃撃戦の迫力も、ショーンペンの魅力も素晴らしいが、何より自然からの目線で戦争を描く発想、、。怖い、、
見てて辛い
人を人と見れない上官の指示
映像の美しさと裏腹に続く戦闘に何とも言えない感情が…
名作
公開当時、「あのテレンス・マリック!待望の新作!」「売れっ子たちが出演を切望!」などと大騒ぎされたが『プラベートライアン』の解りやすさの前に興行的敗北を喫した。監督には畏敬の念を抱いているが、丸顔の日本兵が受け入れられず、お伽噺に見えてしまう。まあこれでもフェアなのかな。撮影は文句なしに素晴らしい。でも素晴らしさゆえに話がなにも入ってこない。臭いがない。
meg

megの感想・評価

2.0
テレンス・マリック監督作品は『ツリー・オブ・ライフ』のみ鑑賞。彼の作品はなるべく大きな画面・大きな音で没入するように観ないと集中力が持続しないと知りながら、監督を確認せずにラップトップで鑑賞してしまった。環境としては最悪。しかし自然と戦争(要するに人間の業)の対比が鮮やかで美しく、自然が美しければ美しい程に人間に対する皮肉が際立った。ただあまりにも抽象的なので、そこにはまらないと苦痛になりそう。。。今度はなるべく良い環境で鑑賞したい。
光から闇が生まれ、愛から憎しみが生まれる


テレンス・マリック監督 1998年製作
主演ジム・カヴィーゼル、ショーン・ペン


シリーズ「映画で振り返る太平洋戦争」
今日取り上げるのは「シン・レッド・ライン」

実は、1942年の8月7日は、アメリカ軍がガダルカナル島に上陸し、反攻作戦を開始した日なんです。それもあり「今日は何の日」的に今作を手に取りました。


さて、まずは歴史のおさらいをしましょう( •̀ω•́ )و✧


【ガダルカナル島の戦いとは?】

太平洋戦争における海軍の分岐点が「ミッドウェー海戦」だとすると、陸軍における分岐点は、この「ガダルカナル島の戦い」だと思います。

ハワイに奇襲攻撃をかけた際、山本五十六はこの戦争が1年もたないことを知っていました。だからこそ、急襲攻撃で機先を制し、戦況が有利なうちに早めの講和に持ち込みたいと考えていました。


しかしながら、もったのはわずか半年。
連合軍は予想以上の速さで攻略戦を仕掛けてきたんです。
海軍は1942年6月の「ミッドウェー海戦」で敗北し、航空母艦4隻を含む主要な艦船を失いました。
また、陸軍はガダルカナル島への連合軍の反攻作戦は1943年以降だと楽観したため、島には空港建設の設営隊とわずかな護衛隊しかいませんでした。
ところが連合軍は、その空港建設の報を受け、急遽、ガダルカナル島も攻略対象に含めたんです。日本軍は全くの無防備でした。そのため、1942年8月の奇襲作戦に際し、連合軍はほぼ無傷で上陸することが可能だったんです。

ですが、日本軍はそこから体制を立て直して守備隊を再組織。連合軍に抵抗していくのですが、準備不足は如何ともし難い。それでも半年間抵抗し、最終的に1943年2月7日に撤退(当時は"転進"と発表された)します。

犠牲となった兵の数は日本軍の戦死者約2万2000に対して連合軍は6800人でした。


なお、連合軍の上陸後、ラバウルから派遣された陸軍の一木支隊は第七師団歩兵第28連隊が主要なメンバーでした。この第七師団って、精鋭部隊として知られてましたが、僕の地元旭川を拠点とする部隊なんですよね。そのため、今も自衛隊の駐屯地があります。
旭川は元々、屯田兵により軍都として開拓された街で、北の守りを固める目的で第七師団が作られました。そのため、北鎮部隊とも言われます。初代師団長は屯田兵将軍だった永山武四郎が務める由緒ある部隊でした。
このガダルカナル島の戦いに派遣された2500名のうち、帰還できたのはわずか140名でした。終戦時、僕の父は小学生でしたから、徴兵されたりはしていませんが、地元旭川からも多くの人が出兵しています。そのため、このガダルカナル島の戦いは、昔から他人事ではない気がして、心が痛みました。





長くなりましたね。
さて、映画の話に戻りましょう。

「シン・レッド・ライン」は1962年に発表されたジェームズ・ジョーンズの小説が原作です。アメリカの若い兵士が主人公のため、どうしてもアメリカ側の目線になっていますが、映画の主題はそこではありません。

この映画、戦争映画ではあるので、もちろん戦闘シーンもあります。また、ガダルカナル島の戦いを描いているため、残酷なシーンも多いです。
ですが、テレンス・マリック監督は、戦闘描写と並行して、ガダルカナル島の自然などの美しさを鮮やかに映し出します。これ、普通の戦争映画ではありえないことです。

それゆえ、戦争映画らしさを求める向きには物足りなく感じる作品なんです。
かく言う僕がそう。
昔観た時、つまらないなぁと思っていました。

でも、主題を理解すると、評価が一変します。
「生と死」
「愛と憎」
「善と悪」
「光と闇」
これらは対概念です。
一方を描くと、他方が見えてきます。
加えて、この映画では「戦争と自然」なんです。
自然の美しさ、不変さを描くことで戦争、あるいは人が持つ残酷さ、愚かさを描いているんです。

また「生死」を分けるのは、本当にちょっとした差なんだと映画は語っています。
ある兵士が、戦場において生死を分けるのは、戦闘技術ではなく、「運」なんだと語るのですが、まさにそこがポイントでした。そこを隔てるのは本当に「薄い」線、「シン・レッド・ライン」なんです。運命に弄ばれ、あまりにも軽い命。

でも、人生って、自分で選択し、開拓してこそのものですよね。それが出来ない世界は、やはり狂っている。
その狂った象徴がニック・ノルティが演じたトール中佐でした。
娯楽作ではないので、僕の評価はこんな感じですが、素晴らしい映画だとは理解しましたよ。
豪華キャストも魅力な本作、よろしければ、手に取ってみてください。




そう言えば、今作、アカデミー賞には7部門ノミネートされたが、受賞はならず。でも、ベルリン映画祭にて金熊賞を受賞しました。

実は、この年に撮られたもう1本の戦争映画が「プライベート・ライアン」です。アカデミー賞では11部門ノミネートで五部門の受賞でした。
ただし、作品賞を始めとする主要部門は「恋に落ちたシェークスピア」が取りました。やっぱりアカデミー賞だなぁと思いましたよ。

ノルマンディー上陸作戦を描いた「プライベート・ライアン」は観客を戦場に連れていき、追体験させるかのような作品でしたが、「シン・レッド・ライン」は自然と戦場との対比や兵士のモノローグで語るので、映像と言葉で観客に考えさせる作品でした。
つまらなく感じるのは、その演出ゆえです。


僕はテレンス・マリック監督の作品はこれしか観たことがありませんが、すごく文学的で観念的な演出をしますね。今作はさらに宗教的。他の作品はどうなんだろう。
でも、監督はハーバード大の哲学科を首席で卒業したとか。なるほど、理屈っぽいわけです。
妙に納得してしまいました(笑)
評価の高い「天国の日々」観てみようかなぁ……。
SayoNoda

SayoNodaの感想・評価

3.9
戦争を描いているのに、とても美しい。でも戦争賛美ではなく、人間の尊さが滲み出てるような、素晴らしい映画。

好き嫌いわかれるだろうけど、私は大好き。兵士にもいろんな人がいて、弱さや悲しみや苦しみがあって、その中で自然はただ自然のままある。

随分前に見たからよく覚えてないけど、そんな映画。も一度、今度は映画館で見たいな。
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