人間存在を考える。
他の戦争映画とは明らかに一線を画す、テレンス・マリック監督の繊細な視点から戦争を描く本作は、地獄の戦場にあって、独白という形式をとりながら、自然と共生する動植物の営みや、太陽の…
第二次世界大戦のなかでもヨーロッパ戦線ではなく、太平洋戦争のほうの戦場(日米によるガダルカナル島の戦い)を舞台としながらも、テレンス・マリックが描いたものは、形而上学的で存在論的な問いをモノローグし…
>>続きを読む英雄的か悲観的か、戦争映画は大体どちらかだと思うけど、この映画はその線分から逸脱した、リアルでただ本当にしんどいだけの戦争を映している。その点で斬新な映画と言えるんだけど、正直に告白すると1と明日え…
>>続きを読む戦闘描写がとてもリアル、人海戦術でトーチカに接近する、陸上戦のリアルがとても巧みに演出されてる、ひとつ言うならば日本軍が弱すぎると言うこと、高地で有利なはずなのに何故か前進してきて勝手にやられに行く…
>>続きを読むとても面白かったし、戦争描写に容赦なかった。
とても臨場感があり残酷なシーンが多かったが、そのような場面に限って映像が耽美で、戦争の無惨さが際立った。
ポスターからは伝わらない映像の果てしない美しさ…
悠久なる自然に包み込まれるその熾烈な争いは、永く流れる時間のなかでは移り変わりゆく世の森羅万象のひとつにすぎず、その無意味さを通り越して水に流され、風に吹かれ、草々に埋もれ、容易に大地へ飲み込まれ還…
>>続きを読むアカデミー賞7部門ノミネート、ベルリン国際映画祭では金熊賞を獲得した作品。テレンス・マリック監督の作品はとにかく語りや描写が哲学的で気難しいイメージがあって、今作でも例外なくそれが強く出てる。堅苦し…
>>続きを読む再鑑賞。詩の朗読の様な感じで進む物語や、美しい海で泳ぐ地元の人々の映像。テレンスマリック監督だったのか、納得。
主人公ジムカヴィーゼルさんをはじめ、ペンさん・エイドリアン・ジョンキューザック・ジャレ…
【それほどでも】
(以下は1999年にロードショウを鑑賞した直後のレビューです。)
ベルリン映画祭で金熊賞をとったそうだけど、そんなに大した作品だろうか。
戦争を見る眼の奇妙な曖昧さはいいとし…