シン・レッド・ラインの作品情報・感想・評価

「シン・レッド・ライン」に投稿された感想・評価

兵士たちの悲しみと切なさと哀れさを全面に出してる戦争映画です。結果的に見てる方は退屈ですが、、
かない

かないの感想・評価

3.5
映像がひたすらに美しい。

劇的な瞬間が無くて、盛り上がらないし言ってしまえば退屈。
でも戦争なんて本来ドラマティックなもんじゃないだろうし、なんもねーんだろうなという想像をさせる。
まこと

まことの感想・評価

3.4
詩的な章句や禅問答と自問自答、抽象的概念の独自的見解

それは時にストーリーを進行するためのナレーションだったり、登場人物の心の声などで作品内から我々観客へとアウトプットされる

テレンス・マリック監督の映画がアーティスティックな仕上がりになるのはこういった一貫した作品性によるもの

人によっては間延びしてまどろっこしく感じるのももちろんわかる、個人的にもそのように感じることは多々あるけどそれでも彼の映画を観てしまうというこの厳然たる事実
 今回は第二次世界大戦のガダルカナル戦を舞台としている。しかしテーマは同じ。「家族」の愛と争いだ。
 まず目を奪われるのはガダルカナルの美しい風景。とうてい、これから戦地になるとは思えないほど息を呑む映像が映し出される。だが期待は過ぎに裏切られる。兵士達が草むらに潜伏する中、突如として静けさを爆音が切り裂く。そして銃撃戦が始まり兵士達は次々と血を流し、倒れていく。美しさと醜さを対比させて、映画は一定のテンポを保ちながら進んでいく。
 他の戦争映画よりも人物描写は深くない。兵士達が死んでいくときも悲しみの感情は最後まで盛り上がらない。そこにあるのは戦争の悲惨さ、ただそれだけだ。どれだけ敵の陣地を攻略し、敵兵を射殺し、捕虜を増やしても喜びなんて感情はない。仲間を殺された憎しみをぶつけるしかないのだ。それも戦争という形式化された敵対関係の中での話。
 劇中で登場人物らが何度かナレーションも兼ねる。「なぜ私たちは争い続けるのか。」元はといえば同じ人間同士なのになぜこのガダルカナルで殺し合いをしているのか。戦争の原因などは一切描かれず、戦地での兵士の生き様が生々しく描かれる。「シン・レッド・ライン」の主人公は一人一人の兵士ではない。1隊としての兵士、「人間」としての兵士なのだ。これこそ「ツリー・オブ・ライフ」にも通ずる「家族」だ。
 戦争という出来事をこの映画は描き切れていない。その代わりにそこでわき起こる悲しみや憎しみ、そして友情はすべてここに凝縮されている。テレンス・マリックならではの戦争だ。
(12年1月30日 BS 5点)
この映画は運悪く、同じ戦争映画の「プライベートライアン」と同じ年の公開と言うことでどうしても後世まで比べられることになったのがやや不運。

しかし、この映画を見て思ったんだけど、この監督さんって、ひょっとして天才なのか?自然風景の撮影が凄い。草むらをよけるカメラワークとか、蛇や鳥、コウモリなども不気味に出現するが、リアリティ満載なのである。多分監督さんは小さいころ大自然を駆け回って遊んだ経験が豊富なんだと思う。でないと、絶対にあんな映像を撮ることはできないよ。
美しい大自然の中で、汚い殺し合いを人間がやっている・・・この『対比』を上手く表現している。そして兵隊さんも、実は不器用で気弱な人間で、現地にいる人間心理を上手に描いていて印象的。戦争映画でも情緒的内容で、ストーリははっきり言ってあってないようなもの!
そして、後になってじわじわと印象に残るような、こんな素晴らしい戦争映画があるなんて知らなかった。
Iri17

Iri17の感想・評価

4.2
戦争映画をこんな美しくとってしまっていいのかってくらい映像が美しい。戦争映画にしては派手さはないが、戦争の愚かさ、人間の醜さがしっかりと描かれている。ちょっとタルコフスキーの『僕の村は戦場だった』に似ているかも?

アメリカ兵だから正義、日本兵だから悪みたいな括りはこの映画には一切なく、ただただ戦争の醜さと主人公の思想と感情の揺れ動きにのみ焦点が当てられている。トップ俳優が多数出演しているが、それを見せびらかすような演出はなく、ショーン・ペンもウッディ・ハレルソンもエイドリアン・ブロディも戦争に翻弄された愚かな一兵卒にしか見えない。

テレンス・マリックのこのようなアクション要素の強い映画はあまり観たことないが、モノローグで哲学的問題を語るというマリック的手法がちゃんと存在していて、やっぱりテレンス・マリックなんだなと思った。

でもやっぱり『ツリー・オブ・ライフ』、『トゥー・ザ・ワンダー』、『聖杯たちの騎士』3部作の方が好みだな〜。
Zak13

Zak13の感想・評価

5.0
さすがテレンスマリック。
美しい。
内容とかどうでもいいから、ただ流しっぱなしでいいと思う。
しかし美しい光の映画。
かむ

かむの感想・評価

3.6
恋人との濡れ回想みたいなのがちょくちょく入ってくるの鬱陶しかったけど戦闘シーンは良かった
HiroEire

HiroEireの感想・評価

4.5
熱を持たない銃声は虚しい響きを持つ。
戦争がもたらす儚さを湛えている作品。

誰によって、何のために、どんな正義を掲げて戦いを続けるのか。栄光でも勝利や敗北でもない戦争の結末を切々と言葉を紡いで描いていく。

紛う事なき至極の反戦映画。
KOU

KOUの感想・評価

3.6
かなりの豪華キャストが作るガダルカナル島での日本軍との戦い。

大自然の中響く虚しい爆撃音と容赦無く死に行く兵士達。
戦争映画の中でも戦闘描写は結構攻めてる方だと思いました。
ちょい長い。
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