ニューヨークの路上にある電話ボックスを舞台に男が衆人環視の元にそこに閉じ込められるというワンシュチュエーションサスペンスで、頑張ったらこんなの作れるんだという場面設定が勝因の作品。
今ではもう見かける事が少なくなった電話ボックスですが、映画界では今までに多くの印象的なシーンで登場してきました。屋外なんだけどパーソナルなスペースという特異な場所という辺りが使いやすいのかもしれません。本作でもその特徴をいかんなく発揮していました。
主役の電話ボックスに閉じ込められる男を演ったコリン・ファレルも、現場の最前線で男の救出に当たる警察の責任者を演ったフォレスト・ウイテカーも、眉毛と目が下がってる役者を起用したことによって、「コレは困った難事件に巻き込まれたぞぉ」という感じが強調されていました。