モリーナ目当てで鑑賞。
日本が舞台というのにも惹かれ鑑賞しました。
日本人が英語を使って喋っているのが違和感なく見れて、そこがいいなぁと思いました。確かな実力のある日本人キャストを使っているので、その辺芝居も素晴らしかった。
フランス勢もモリーナ含め、実力派で固めてる印象。
また、坂本龍一さんの音楽ということで、映像と音楽の美しさに心奪われた作品でした。
所謂濡れ場シーンはあまり得意じゃないというかあんまり多いと、もういいよ……ってなるタイプなんですが、この作品に関してはそれがしつこく感じず、日本での該当シーンはまさに芸術でした。
ラストの中谷さんが関わっていたこの作品の1番のテーマに通じる部分。
女性の恐ろしさを女ながらに痛感したのと、ラストのリンクさせた演出とセリフには鳥肌が立ちました。
全てのシーンに無駄がなく、美しい作品。
ただ、歴史的背景そこまで詳しくないので、理解しきれなかった部分と、日本の描き方が完全に西洋目線な感じにちょっと違和感。
日本人が作ったらこうはならないだろとか色々と考えてしまいました。
でも素敵な映画でした。
もっと知識をつけて改めてみたら、また全然違う印象を受ける作品だと思います。