キャサリン子

マリー・アントワネットの生涯のキャサリン子のレビュー・感想・評価

3.8
1938年にハリウッドが総力を上げて制作した歴史大作。


ひでちゃんに教えてもらった作品☆
これはもう、「豪華絢爛」の一言に尽きます。
莫大な予算を注ぎ込み、衣装から帽子、カツラ、その他細かい小物まで全て手縫いという手間をかけ、出演者約5,000人という超大作。
本物のベルサイユ宮殿で撮影が行われたのかと思うほど絢爛豪華でしたが、ベルサイユ宮殿の鏡の間の2倍の広さのセットだとか。
モノクロなのに眩しいほどの豪華さで、終始画面がキラキラと輝いていました。

マリー・アントワネットを演じたノーマ・シアラーは、本作に出演するために『風と共に去りぬ』のオファーを断ったのだそうです。
お綺麗な方でしたが、流石に少女時代を演じるのは無理があったような…(笑)
お輿入れの時、マリー・アントワネットは14歳。
馬車からウキウキと出てきたのがおばちゃん顔のアントワネットで、そこだけがちょっとイタかったです。
それでも、14歳でフランス王太子妃となってから断首台に立った36歳までを見事に演じていました。


今から84年前の作品かぁ。
本作の制作に携わったスタッフやキャストは誰も生存していないと聞いて、なぜか少し切ない気持ちになってしまいました。
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