青二歳

水戸黄門の青二歳のレビュー・感想・評価

水戸黄門(1960年製作の映画)
4.0
月形黄門シリーズ13作目(オールスター黄門3作目)。な何このツンデレ錦之助…( ・᷄д・᷅ )可愛いすぎてついて行けない。猫みたいな錦ちゃんと犬みたいにやたら人になつく大友柳太朗の掛け合いとかトキメクわ。ツンデレは戦前でも見るけど60年でここまで様式美の完成を見るとは。
市川右太衛門の男泣きがえらい女々しくてなんだかもらい泣き。片岡千恵蔵、下ぶくれの気品。と大御所で固めての若手勢は大川橋蔵が苦悩する若者役。かっこいい。助さん東千代之介・格さん中村嘉葎雄はイマイチ。コメディなら突き抜けてくれないと…職務怠慢の助格なんて見たくないやい。
月形黄門は黄門様みずから殺陣に参加なさるんですが、今作はお祭り映画なので見所がとっ散らかっちゃう印象。今のところ見た限りで印籠は出してません。それでも納得の風格、威厳。

また左卜全が壮絶にかわいい。教養ある占い師なんだがまぁ汚い。水戸のご老公と見抜いたのはやや説明台詞くさいけども、さすが占い師、人相見の眼力ありというところ。あと杉狂児はプログラムピクチュア時代にニセ黄門やっててなんだか改めて東映オールスター版で観ると面白い。
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