櫻イミト

スウィッチブレイド・シスターズの櫻イミトのレビュー・感想・評価

3.5
タランティーノ監督が偏愛し自らのVHSレーベル第一弾にラインナップしたグラインドハウス映画のカルト作。監督は「コフィー」 (1973)「フォクシー ブラウン」 (1974) のジャック・ヒル 。

ガールズ・ギャングたちの生き様を描いたB級アクション。主演のロビー・リー(当時20歳)をはじめガールズたちはそれぞれキャラが立っていてファッションも見どころ。不良女子の映画として日活の「野良猫ロック」シリーズ(1970~)を彷彿とさせるが、本作は抗争に銃器が使われ殺伐としたムード。終盤の抗争シーンは「狂い咲きサンダーロード」(1980)が影響を受けているように思う。

ズベ公アクションとしては東映「女番長」シリーズ(1971~)が先行している。個人的には本作の方が作り物っぽさが目立たず不良のダメさもリアルに描かれていて好みだった。
櫻イミト

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