シトリン

愛人 ラマン/恋人・ラマンのシトリンのレビュー・感想・評価

3.5
1920年代のフランス領下のインドシナに暮らす貧しいフランス人の15歳少女と無職だが富豪の中国人男性の官能的恋愛映画。

まず、15歳少女と一回り以上も年上の男性が関係持つのは如何なものかと思ってしまうけど、なんだか、雰囲気とロケーションがよく駄目な気がしてこなくなるのは、やはり芸術点が高いからなんだろうなとしみじみ。

中国人差別=アジア人差別が結構可哀想。少女の家族と食事するシーン、中国人の会話を家族がガン無視するわ、金目的だわで最悪。

船のシーンから見える車には泣けました。
少女がハットを被ってる姿がとても綺麗。

官能シーンはかなり多めだけど、ちゃんとストーリーに繋がっていて泣かせるのでいい映画だと思う。
少女が年老いて語りをしてるのはタイタニックを思い出した。タイタニックの方が後だけど。