PASSIONのcのレビュー・感想・評価

初めて濱口竜介作品に触れる。理屈じゃない何かを描く。あー素晴らし。それぞれの夜に、それぞれの朝。途方もなく長い一夜なのに、かならず空は白みはじめるんだね。ごくふつうの、でもとんでもなく特別な告白の言葉に泣いた。

自分のだめさを許すために、私は誰かを許している。そういった自分に、それもアリなんだよ、って言ってくれてるみたいな気がした。