サム・ニールがまた狂ってる。ホラー版『ソラリス』という発想はありきたりだが、しっかり面白い。重力制御装置のコアのビジュアルは最新科学で作られたのに古代的で良かったし、制御盤を直しに行くときの全面緑色の通路は凄いSF映画観てる感じでグッときた。
企画初期ではクライヴ・バーカーが参加してたらしく、そう言われるとコアが『ヘル・レイザー』の箱のようにも。ローレンス・フォッシュバーンが減圧室から飛び出す部下を受け止めるために最適な位置につくまでのアクションつなぎや爆弾を見つけたショーン・パートウィーの無言の諦め顔も良かった。