イワシ

阿賀に生きるのイワシのレビュー・感想・評価

阿賀に生きる(1992年製作の映画)
5.0
再見。凄すぎ。バチバチにショットがキマる。カギ流し漁にしても川舟造りにしても、語り(インタビュー)から運動が比喩でなく蘇ってくるのが感動的。そしてその運動が継承される(三浦哲也が指摘する『真夜中のサバナ』以降に顕著なイーストウッド的主題)のをまさに目撃している船大工の遠藤武さんの顔のクロースアップにはもはや言葉も無い。

1:38:50くらいに突然投げ込まれてフレームインしてくる煎餅とそれに反応したのか跳ね上がる子どもの右手の対比的な孤を描く軌道が素晴らしい。
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