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天国に行けないパパのkiritoのレビュー・感想・評価

天国に行けないパパ(1990年製作の映画)
3.7
【決意】

「天国に行けないパパ」この題名は非常にいい得て妙である。
そもそも天国に行けないという意味は素直にとらえると
①天国ではなく地獄に行くのか
②天国にいきたくてもいけないのか(つまり死ねない)
の二パターンになると思われる。

本作は後者。
主人公の警官はこれまで息子をハーバード大学に行かせるために仕事にとりくみ、絶対安全を取る男だった。
しかし、定年1週間前となったある日、彼は医者から余命を宣告されてしまう。
警察に勤務している間に死ねれば家族に保険金が下りるというのだが・・・

「なぜ弾があたらないんだ」(おこ)
そんなことを叫ぶ主人公が出る映画に出くわしたことはあるか。いや、ない。

発掘良品は比較的小難しい映画がそろうが、本作はその中でも珍しいコメディ。

家族のために奮闘する姿勢は素晴らしかったし、思ったよりちゃんとしたアクション映画で草生えた。

なかなかの良作。

2018.11.20
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