・ジャンル
スラッシャー/ホラー/コメディ
・あらすじ
‘73年に故郷を訪れたフランクリンとサリーの兄妹とその友人達を襲った惨劇
唯一の生還者サリーは犯人一家に関する証言をしたが現場には犯人はおろか遺体さえも見つからずに事件は幕を閉じた
そして14年の時が経った今、再び酷似した事件が発生
今尚、姿を消したフランクリンを探し続ける叔父レフティは現地を訪ね情報収集を開始
そこに1人の女性が現れる
彼女はストレッチ、事件の真っ只中にあった犠牲者達の電話を受けていたラジオ局のDJである
一度は彼女を突っぱねたレフティだったが後に協力を受け入れ、当時のテープを放送で流すよう依頼
犯人達を誘き出す為である
彼の読み通りストレッチの元に現れる一家の息子達
しかしレフティが出遅れた事で彼女は窮地に陥ってしまい…
・感想
人皮マスクとチェーンソーでお馴染みレザーフェイスとその家族による凶行を描くシリーズ2作目
監督はトビー・フーパーが続投し、特殊メイクにトム・サヴィーニ御大が参加というスラッシャー界の巨匠2人によって製作されている
トム・サヴィーニの参加と時の経過に伴いよりスラッシャー度は増しゴア描写もしっかり観られる今作
一方でレザーフェイス達ソーヤー家のキャラクターもありコメディ色が大分マシマシ
特にレザーフェイスことババはヒロインのストレッチに好意を抱きチェーンソーで前戯紛いの事をしたり人面マスクを着けさせたり…w
御年137歳のじい様も相変わらず役立たずだし長男ドレイトンが税金を愚痴ってたりw
前作で死んだヒッチハイカーことナビンズの双子の兄チョップトップことロバートもヒャッハー系だし見た目も強烈で好き
恐怖を期待すると裏切られるけどより「ヒルズ・ハブ・アイズ」というかソニー・ビーン一族的なソーヤー家のキャラクターが立っていてストレッチ以外の良い意味で脳筋的な感じも微笑ましい
レフティの一家を追い込む戦法も意外性があって楽しい
なのでコメディと割り切ると楽しみやすいと思う
欲を言えばもっとゴア描写を詰め込んで欲しかった感じはするけど1つ1つはちゃんとグロく臓物ドバーッなシーンやら皮剥ぎやらとスラッシャー好きはニンマリな出来にはちゃんとなっていた
この感じが続くなら意外に次作以降も期待出来るかも?
ただ逆にコメディ性の強い世界観がぴったりハマっている分、リメイク以降にコレジャナイ感が出て来ちゃう可能性もあるなぁと