このレビューはネタバレを含みます
今まで観ていなかった名作でした。
4人の少年が死体を見に行く…という不思議なお話の中で展開される青春ドラマが面白かったです。
30km~50kmも遠くにある死体を見に行くのは、さすがにただの「好奇心」だけではないと思います。
4人の少年はそれぞれが複雑な家庭の事情を抱えていて、その中で自分なりに生きること、死ぬことを死体を見ることで見つめ直したかったのかな、と感じました。「英雄になれる」というのも、ただの口実に過ぎないと思います。
クリスが死ぬことは冒頭で明かされていますが、最後のシーンは悲しかったです。しかも死因がケンカの仲裁に入ったことなので……。
また原作ではゴーディ以外は全員死んでいるみたいなので、随分と救いようのない話だな…と思いました。