このレビューはネタバレを含みます
ジャズ知識はありませんが、話題になっていたので観ました!
最初は「大が世界一のプレイヤーになるまでの物語かな?」と思ったのですが、意外にも「大が雪祈や玉田の人生に影響を与えていく」ことがメインのお話でした。
高慢な雪祈は自分のソロに消極的で、平さんに「ソロが怖いのか?」と言われてしまう始末。でもJASS内での衝突をキッカケにして、自分をさらけ出すソロができるようになる。
玉田は最初「この人いるのかな?」と思いきや、最後の方ではしっかりとドラムソロをこなすなど、JASSに欠かせないメンバーになっていました。大学を留年するなど心配なところもありましたが、インタビューのシーンを見ると、それなりの地位は築けているんですかね…?それなら安心です(笑)
個人的にかなり好きな作品でしたが、雪祈の最後の事故だけは、ちょっと唐突感があり「?!?!」となってしまいました…。
世界一を目指す大は、どこかでJASSとは見切りをつけないといけないですし、それを考えると「まぁそういう展開にもなるかな」とも思うのですが……せっかく覚醒した雪祈のピアニスト人生があそこで終わるのは悲しいです。
ただお母さんも「治るかも」と言っていましたし、エピローグでもピアノ自体は辞めていなさそうなので、雪祈も雪祈で復帰するんですかね?
(それとも雪祈の今後ってインタビューシーンとかで明かされてましたっけ…? 最初はあんまり好きになれないキャラだったので、忘れているかもしれません笑)
演奏シーンは迫力満点なので、できれば配信ではなく映画館で見た方がいい作品でした!