ででん

スタンド・バイ・ミーのででんのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
5.0
大好きな映画
子どもの美しい無垢さや繊細さや、将来についてまだ何も決まっていない、まだ何も定まっていない12歳の透明な青春と友情を切り取っていて、なんだかすごく切なくなる。
大きくなるにつれて自分の世界が広がって、気の合う人たちと居心地の良い環境ができていくかもしれないけど、小さな頃の小さなコミュニティの中で築かれる、自分とは違うタイプだけどなぜか仲良くしてるような友だち 自分の最初の人間関係って、絶対存在して、絶対その時期にしか存在できないよなあ…

大人になるってもっとカチッとスイッチが入るような特別な感覚だと思ってたのに、何も変わらないまま20歳になってしまった。三つ子の魂百までで、本質は変わらず子どものまま大人になっていくんだろうけど、やっぱり生きやすさが為に感覚は鈍くなっていくんだと思った。なんでも鋭く素直に受け止めすぎて、感情の振れ幅が凄く大きいのが子どもだと思う。子どもと大人の境目って曖昧だけど、何も変わってないと思いながら、子どもではなくなってしまったと感じる…
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