サメガミ

スタンド・バイ・ミーのサメガミのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.1
少年時代に戻りたくなる映画。

主人公の回想から始まる映画は、なぜその回想が必要になったかが最後に判明する感じが好き。
大人になってたらやらないであろう無意味で疲れるような4人だけの旅。
恩田陸の「夜のピクニック」、芥川龍之介の「トロッコ」を思い出させるような何でもないたわいもない道中の会話、戯れ、ハプニング、その一つ一つがお金では買えない少年時代の絆を生んでいる。
そんなプライスレスな絆は大人になってからは築けないという終盤の主人公の語りは自分自身の学生時代の友達を大切にしなきゃなと再認識した。