けんざ

スタンド・バイ・ミーのけんざのネタバレレビュー・内容・結末

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

家庭や将来に多くの問題を抱える子どもたちがそんなことをなりふり構わず自分たちにとっての"全世界"であった街から死体探しの冒険に出て大きく成長する物語。なにも恐れないと強がる冒険心、小学校卒業を控え環境の変化を目前とする不安、仲の良かった友との帰らぬ友情、かなり多くのことを考えさせられる。序盤からタバコを吸ったり、冒険の理由が死体を見に行くなんてゆう不気味でくだらない理由だったりと、ろくでもない悪ガキのストーリーだからこそ、幼少時代のある意味なんでもできた頃を強く思い出す。大人になって自由が増えると同時に失ってしまったものもある。昔は良かったなんてノスタルジーに浸るつもりは毛頭ないが、たまにはこうして追体験してみるのも悪くはないと思った。無言の帰り道となんだかんだその後疎遠になる4人からは自分の幼少の親友を思い出した。"あの12歳の時のような友達はもう二度とできない"
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