クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険のけんざのネタバレレビュー・内容・結末

クレヨンしんちゃん第1部 完　というような作品に思う。本作はひまわりが産まれる前、しんちゃんがまだ一人っ子である最後の映画で、不気味で恐ろしいヘンダーランドに、囚われた両親を助けるため電車に乗って一人で向かい、最後に乗せてもらったトラックの運転手に礼儀正しくお礼するところは、これぞ子どもの成長という感じがしてグッときた。ス・ノーマンパーの憎めないキャラやまわりの子どもや大人を味方につけるところは敵として相当脅威。物語冒頭の、次会う時はもっとクールに。というところが伏線になっていることに改めて視聴し気がついた。アクション仮面、カンタムロボ、ブリブリざえもんと共闘するシーンは子どもの頃から忘れられない。ギャグシーンとしてもかなり笑える。マカオとジョマというシリーズ屈指の不気味な悪役とのダンスやババ抜き、最後の肉迫した追いかけっこは作画も凄まじく、コミカルかつシリアスでとてもおもしろい。