鍋山和弥

アメリカン・アウトローの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・アウトロー(2001年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

『ジェシー』は、大勢の仲間と共に、ゲリラ兵として、戦場に出た。戦争も終わり、農場で、平和に、暮らそうとすることを、決意するが、今度は、鉄道会社の、陰謀で、鉄道工事の、口実で、土地を、取られそうになる。その上、絞首刑に、されそうな仲間を、助けた後、その報復に、家を焼かれ、母親も、殺される。家を焼いたのは、酔っぱらいの、仕業ということにされて、怒った『ジェシー』は、そんな、鉄道会社と、戦うため、『ジェームズ=ヤンガー強盗団』を、結成し、強盗を、繰り返し、鉄道会社の、資金を、強奪していく。その事で、『ジェームズ=ヤンガー強盗団』は、鉄道会社に、多大な損失を、与えるが、とある強盗計画で、『ジェームズ=ヤンガー強盗団』は、罠にハマり、仲間が、大勢死ぬ。幼い『ジム』までも・・・・。その事が、原因で、『ジェシー』は、『ジェームズ=ヤンガー強盗団』を抜け、とある土地で、想いを寄せる、『ジー』と、結婚し、平穏に、暮らそうとする。だが、鉄道会社に、見つかり、『ジェシー』は、警察に、捕まる。だが、『ジェシー』は、移送途中で、脱獄を図り、今では、『ヤンガー強盗団』と、名前を変えた、仲間の援護もあって、脱獄に、成功する。鉄道会社も、もう資金がなく、『ジェシー』を、追えず、『ジェシー』は、結婚した、『ジー』と共に、『テネシー』で、平穏な、農場暮らしを、するのだった。『ジェシー』のしたかったことは、何なのか?『ジェシー』は、大勢を、殺したが、英雄に、なりなかった訳ではない。だからこそ、逆に、義賊になれた。義賊だからこそ、民衆に、尊敬された。『ジェシー』は、ただ平穏が、欲しかった。ゲリラ兵として、戦ったのも、『ジェームズ=ヤンガー強盗団』を、結成したのも。『ジェシー』は、社会制度に、反発し、『ジー』との、何気ない、平穏な日常が、欲しかったのだ。社会制度は、平穏な、日常を、奪ったりもする。無法者だからといって、悪人とは、限らない。
鍋山和弥

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