工藤蘭丸

竹取物語の工藤蘭丸のレビュー・感想・評価

竹取物語(1987年製作の映画)
2.7
これも私が映画から離れていた80年代後半の作品で、市川昆がこんな迷作を撮っていたことも全く知りませんでした。

竹取物語をSF仕立てにしたアイディア自体は面白かったけど、『未知との遭遇』のパクりみたいな宇宙船とは、さすがに合わなかったかな。

かぐや姫を演じた俳優もパッとしなくて、誰かなと思ったら沢口靖子でしたね。両親役が若尾文子や三船敏郎では、そっちの方が目立ってしまって、主役がすっかり霞んでしまいました。

豪華なセットや衣装や特撮や俳優の出演料などには、相当な金が掛かっていそうだけど、日本映画の場合、製作費を掛けた映画は、万人向けを目指そうとして、失敗ばかりしているように思います。