ファティ・アキン監督作品ということで、何の予備知識もなく観に行って来たんだけど、初めは何か政治的な話なのかなと思って観ていたら、ラップミュージシャンの伝記映画だったことに驚きましたね。
本人の自伝の映画化のようで、どうやら誇張して書かれている部分もあるらしいけど、それでもなお事実は小説より奇なりと思えるようなドラマチックな話でした。
物心がついた最初の記憶で人生が決まるとは思わないけど、たしかに育った環境がその後の人生に与える影響というのは無視できないかも知れませんね。
ちなみに、私の最初の記憶というのは何だったかなと思って考えてみたけど、そうしたら怒られた記憶とか、痛い思いをした記憶とか、ネガティブな思い出しか残ってなくて、道理でろくな人間になれなかったわけだと、妙に納得してしまいました。w