佳子

エレファント・マンの佳子のレビュー・感想・評価

エレファント・マン(1980年製作の映画)
4.0
TSUTAYAみんなが愛してやまない365本349本目

そして、遂に1000本目のレビューとなりました。どの作品を選ぶか迷いましたが個人的に大切に観たかった作品なので、1000本目レビューはこの映画で。

人に怖がられる奇形とともに生きたジョン・メリック(実在の人物)の物語。

化け物とよばれる外見の中に、信仰心厚く芸術を愛する美しい魂が宿っている。

近年作られた「ワンダー 君は太陽」とテーマは同じ。
ワンダーは誰もが感動できるハッピーエンドだったが、こちらはむねが掻きむしられるようなラスト。
彼自身にとっては、きっとハッピーエンドなのだが。

彼を見て嘲笑する側になるのか。
彼を見て恐れる側になるのか。
それとも、友達になれるのか。

美しく気高い外見と、美しく気高い内面のもしもどちらかを手に入れられるとしたら、私は後者を選ぶ。

強く優しく人を幸せにできる人になりたい。
ジョンがいい人間になる為の努力をしたように、私もそうできるといい。

2021-104
佳子

佳子