ギレルモ・デル・トロ監督の2006年作品(日本公開2007年)。
舞台は1940年代スペイン。独裁政権とゲリラが戦っていたころのお話。
オフェリアは妊娠中の母と母の再婚相手のビダル大尉と暮らすため軍の砦で暮らすことになる。オフェリアは森の奥の迷宮に住むパンと出会う、、、。
人間たちの生々しい生死が繰り返される現実世界。異形の生き物たちが住んでいる摩訶可思議な世界。ふたつの世界が違和感なく繋がっている。
決しておとぎ話ではない苦い展開に心が引き締まる作品だ。
母、軍人、ゲリラ、異形の生き物たちのドラマが丁寧に描かれているデル・トロ監督の佳作。