狭須があこ

パンズ・ラビリンスの狭須があこのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
4.1
夜も遅いので2時間以内で見れる映画で検索して、スクロールしながら名前の聞いたことあるのを適当に探したら、たまたま手が当たって開いてしまったのでこれにしました。

タイトル聞いたことないけどアカデミー賞3つもとったんですねー。へー、すごいね。あとデルトロ監督なんだね。

ファンタジーなのに12禁ってどういうことだよと思ったらめっちゃダークでした。
こういうのを「ダークファンタジー」っていうのかぁー。

配分的にはファンタジーと現実が半々で進行していくように見えるんですけど、これ全編通してファンタジーではないんですよね。ファンタジーを描いてる部分でも、同時に現実がそこで進行している。
要するに戦争中の残酷な現実の中を、ファンタジーの世界を纏った女の子が歩いていくお話なんだ。
ファンタジーは女の子を守ってくれるわけでもないし、現実の何かを変えられるわけでもないし、ただ女の子の周りだけにあるもの。

こういう話をつくってる大人は、こういうファンタジーを纏って生きていた子供だったんだろうか。
私も同じ世界に行ける力は子供の頃はあったと思うけど、普通に何の末裔でもどこのお姫様でもなかったね。

でも多分子供の頃の私だったら最初の石ははめるだろうけど、どっちの試練でもこの子と逆をしてるだろうなと思うから、資質はなかったと思うなあー。

いや、でもそれも大人の私だからそう思うだけかもな。
今の私にはわかんないな…大人だからな…

どうでもいいけど泣きそうだ。
デルトロ監督、きみ映画作るのうまいね。
ほかのも見てみるよ。おやすみ。
狭須があこ

狭須があこ