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パンズ・ラビリンスのaccoのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
4.8
絶望の淵に立ったとき、何に救いや希望をもとめるか。

大人だったら、この作品のように反旗をひるがえして、独裁政権を潰すことを目標に進むことができるかもしれない。
もしくはお酒、薬に逃げるとか。

でも子どもだったらそんな発想はない。やっぱり空想の世界に逃げると思う。逃げるという感覚でもないかも。

なんてつらくて、悲しくて、美しくて、リアルで…
恥ずかしながら、ただのファタジー映画だと思ってた。

幼い頃の感覚を呼び起こさせつつ、現実の厳しさも残酷なまでに思い知らせる逸品。
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