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パンズ・ラビリンスのZELのレビュー・感想・評価

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)
3.7
キュアロン、イニャリトゥと並ぶ3大メキシカンディレクターの1人ギレルモデルトロ(通称:トトロ)が描く異色ダークファンタジー。

映画の話の前に日本版ポスターに一言。
センスがない。現地のポスターと真逆。
鮮やかすぎる。この映画の魅力、ダークな要素が見当たらない。何故その場面を切り取ったのか。理解不能。

怪獣大好きトトロが自らの趣味嗜好をふんだんに取り入れた好みがわかれるであろう作品。言語はスペイン語。外国語映画としてオスカーノミネート。
一度観たら忘れないであろうキャラクターが2種登場。衝撃的すぎる。カエルの気持ち悪さも忘れ難い。

シェイプオブウォーターにて3大メキシカンとして最後に監督賞受賞。作品賞の時の笑顔可愛すぎ。前年事件があったからね。
個人的には本作の方が好み。
ゲリラリーダーの姉とサリーホーキンスが結構似てる。トトロの女優の好みがわかる。

独特な世界観を確立している監督として熱烈なファンも多いタイプだと思う。
癖のある監督は必要で、ギレルモデルトロというジャンルを作ったと言っても大袈裟ではないくらいに浸透している。今後も作品を追いたい魅力のある監督。
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