ZELさんの映画レビュー・感想・評価

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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.6

ここ数年の中ではトップ。
ベイカー街などの初期作品と比べたら…という話にはなるものの、面白かった。

物語の規模として広範囲に渡る展開がよい。赤井ファミリーというコナン好きなら食いつくパワーワードを武
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.6

オスカーと相性抜群、トロント国際映画祭の観客賞受賞作。

第93回アカデミー賞作品賞最有力と目される本作だが、映画としては派手さのない、いかにも批評家受けするであろう出来に仕上がっている。

中学生の
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.6

時間を操る天才、リチャードリンクレイター渾身の1本。

ビフォアシリーズを観て、本作を観た人はより一層リンクレイターの時間の操縦性の巧さに驚いたに違いない。

映画内での時間経過とリアルでの時間経過を
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

年に数回ある絶対に劇場で観なければならない作品だったがコロナの影響で断念。
少しでも大きな画面で観たいということでプロジェクターにて観賞。

やっぱりゼログラビティと同類だった。
劇場でこそ作品の良さ
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最後の追跡(2016年製作の映画)

3.6

ジェフブリッジスにこの舞台。
予告から漂うコーエン映画感。
しかもジェフが犯人を追うというノーカントリーのトミーリージョーンズ的ポジション。

さすがにノーカントリーには及ばないながら、やはりこの手の
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アンストッパブル(2010年製作の映画)

3.6

トニースコット×デンゼルワシントンの黄金コンビによるアクション映画が誕生。映画館で観たのは確か高校生くらいだったか。あれからもう10年とは怖い。

ストーリーは至ってシンプル。作業員のミスで列車が暴走
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クラッシュ(2004年製作の映画)

2.4


申し訳ない、昔からクラッシュに関しては群像劇とアカデミー賞の観点から評価が厳しくなる傾向にある。今回数年ぶりの鑑賞で見方が変わるかとも思ったが全く変わらなかった。評価が高いのかもしれないが個人的には
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

3.8

過小評価されてると思う作品の1つ。

今は亡きフィリップシーモアホフマンとイーサンホーク兄弟による犯罪映画。
シドニールメットの遺作。

更に名優アルバートフィニーとマリサトメイが脇を固める。ちょこっ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

長年ハリウッドの中心にいながら賞レース、オスカーを嫌い、かつ変わり者で気難しいことで有名なウディアレンの代表作。

正直、ウディアレンの膨大な作品全てを鑑賞してきたわけではないし、せいぜい15〜20ほ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.6

レオ様念願のオスカー受賞作品。
長かった…ディカプリオのオスカー賞レースを振り返ると感慨深い。
運の無さにも泣けてくる。

ギルバートグレイプにて初ノミネート。
その年はBOSS缶コーヒーでお馴染みト
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.5

ついにきた続編。
続編の噂は何年も前からありながら、やるやらないの繰り返しの情報ばかり。
バッドボーイズも似た感じ。
だが両作品共、続編実現。
しかもメインキャストに変更なし。
ここが素晴らしい。
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.4

ブシェミファンは観とくべき1本。
映画作りを夢みた主人公がある男に振り回される様子を描く。

酷いことに周辺のレンタルショップには一切置いておらず、わざわざ県境を越えレンタルしてきた。

全編モノクロ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.5

サンドラブロックがほぼ一人芝居に挑戦。ジェームズフランコが127時間で演じた一人芝居を思い出させる緊迫した脱出劇を宇宙で繰り広げる。

主演はサンドラブロック。
そしてジョージクルーニーが支える。
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イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

4.1

くせ者監督クローネンバーグとヴィゴモーテンセンによる最高にクールな映画が誕生。高校生の時に初めて観てすぐにヴィゴモーテンセンのファンになった。

脇を固めるのはナオミワッツとヴァンサンカッセル。ただヴ
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.5

オスカー受賞作、イーダのパヴリコフスキ監督最新作。本作はポーランド代表としてアカデミー賞にもノミネート。
更にパヴリコフスキは監督賞にもノミネートという快挙。撮影賞も加え3部門。
残念ながら外国語映画
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ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.5

ゴダード監督が「音楽へのラブレター」と言うように、音楽に特化した映画。

音楽と言っても新曲を詰め込むのではなく、その時代を生きた人には懐かしく、そうでなくとも聞いたことあるような曲、または聞いたこと
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

もしエイミーを本人の希望通りリースウィザースプーンが演じていたら、ここまでの評価になっていなかったかもしれない。

ハリウッドを代表する堅物フィルムメイカー、デヴィッドフィンチャーによる実写化。この映
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

4.3

サイコパス。
ジェイクギレンホールの怪演。
主人公の狂気じみた行動に休む間も無く物語は進んでいく。終わりまであっという間。

ギルロイ3兄弟が監督、製作、編集に別れ完璧なサスペンススリラーを作り上げた
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.1

イニャリトゥとルベツキの傑作であり
マイケルキートン復活映画。

デルトロ、キュアロンと共に3代メキシカンディレクターの1人イニャリトゥのオスカー受賞作品。

やりやがった。映画界への革命。
当時映画
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.6

これはなかなか衝撃。
マクドナルドにこんな歴史があったとは。
この内容ならばマクドナルド社が協力せず非承認映画になったのは納得。

主演はマイケルキートン。
バードマン以降勢いあり。

ミキサー売りか
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.6

まずレンタルしようと本作を手にしてビックリ。字幕で見るから関係ないんだけど日本語吹き替えなしと表記。え、ホアキンフェニックス、ジョンCライリー、ジェイクギレンホールで吹き替えつかないの?やばいよ、日本>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

2.2

やはりオリジナルには勝てないか。
MIBとしては4本目の映画。
ただメインキャストはJとKではない。

なんだろ、脚本なのかなあ。
退屈だった。
MIBが好きだからこそ期待して鑑賞してしまったかもしれ
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.4

第一声、地味〜。
けど最後まで観ないといけない。

レジェンド、ポールシュナイダーによる監督、脚本、作品。イーサンホークが難しい役柄に挑む。

うーん、賞レースで批評家からは大絶賛され独走しながらオス
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.4

注目の映画人の1人、アレックスガーランドの最新作。ネクスト、ダニーボイルになるか?エクスマキナから順調に監督作完成。ナタリーポートマンを主演に迎えベテラン、ジェニファージェイソンリーや勢いに乗るテッサ>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.3

賛否両論という前情報の中鑑賞。
なるほど、これなら否も多いことに納得。

ボーピープが中心にくるストーリー作りを否定してる人は少ないかもしれない。確かに3で彼女が出てこなかったから、今何してるのだろう
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

先月に引き続き2度目のジョーカー試写。
最高の映画を公開前に2度も観られて幸せです。公開後も行きます。

まずホアキンフェニックス。
というかホアキンフェニックスが凄すぎる。今までザ・マスターが彼のキ
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.2

善〜悪。幅広い役柄をこなすデンゼルワシントンが本作では悪を演じきる。
何を隠そう自分の1番好きな俳優。
贔屓目なのはご容赦。

デンゼルワシントンの凄さはそこそこの脚本であっても作品価値を高める存在感
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

8/26ジャパンプレミアにて鑑賞。
その前にレッドカーペットイベントやばすぎた!タラちゃんからサイン貰えて、話しかけてもらえた…人生最高の1日でした!

1番好きな監督、タランティーノ。
彼の過去の映
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

簡単に言えば行って帰ってくるだけの映画。

当時、普段あまり映画見ない友人も絶賛してた記憶。
この年はトムハーディの年。
レヴェナントとマッドマックス出演。

両者はオスカーで激突。
監督賞はジョージ
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.5

いい意味で裏切られた。
テニスファンとして不安はあった。
スポーツ物の実写は何か物足りなさを感じることが多いから。とはいえ対決シーンがメインではないということは事前の情報で知っていたので軽い気持ちで再
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グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.5

デヴィッドオイェロウォをノミネートから外したアカデミー賞の罪は大きい。
ホワイトオスカーと言われてしまうわけだ。

中心はもちろんキング牧師。
演説を含め完全になりきる。
ティムロスなど実力派が脇を固
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

3.0

中国の歴史は本当に凄い。何が凄いって、その広大な世界観、文明のスピード。全てにおいて日本の先をいく。今話題のキングダムで描いた春秋戦国時代や三国志など凄まじい。縄文、弥生やらの時代に中華統一じゃーと息>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.7

キュアロン、イニャリトゥと並ぶ3大メキシカンディレクターの1人ギレルモデルトロ(通称:トトロ)が描く異色ダークファンタジー。

映画の話の前に日本版ポスターに一言。
センスがない。現地のポスターと真逆
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.5

タランティーノ映画の中ではデスプルーフと並び影は薄め。それでもキルビルより何倍も面白い。タランティーノファンとしてはもっと無駄な会話がほしかった。タランティーノテイストが薄めな気がする。人がよく死ぬの>>続きを読む

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.9

試写会にて鑑賞。
ポールダノがキャリーマリガンとジェイクギレンホールというスターを迎え監督デビュー。自らの出演はなし。監督に力入れてます。

いやー辛い。久しぶりに映画で涙目になった。夫の解雇により家
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ローマンという名の男 信念の行方(2017年製作の映画)

3.4

開始1時間後くらいから面白くなる。それまではデンゼルワシントンでギリ耐えてる感は否めない。

物語は約1ヶ月で起こる話。
変わり者弁護士、ローマンを描く。
序盤はちと退屈。
大好きなデンゼルワシントン
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