ゆっきー

落葉のゆっきーのレビュー・感想・評価

落葉(1966年製作の映画)
4.0
これはド傑作や!ワイン工場で働くエンジニアの話。イオセリアーニなのに、意外と普通に葛藤と戦う若者のドラマで、ホント普通に面白い。主人公が女に告白しに家に乗り込むも、女とその女友達にからかわれ男に絡まれ殴られ無言で帰宅。こいつは俺だ!

イオセリアーニの映画の女優はモデル体型なんだよな、顔が小さい。ドヌーヴとか文子たんとか顔が大きい女優が多い中で、モデル体型の女優を使う珍しい監督である。あまりクローズアップを使わないのでそれでいいのか。
このモデル体型女優が、主人公たちが球遊びしている手作りのボールを、言い寄ってくる男めがけて蹴っ飛ばすシーンが最高である。

あとは主人公が2階から1階へ長い階段の手すりに腰掛け滑り落ちるシーンがすき。話には全然関係ないのだが。美しいと思います。
ゆっきー

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